伊福部昭先生のインタビューを読んでいたら、大正時代だと思うが、
「当時、床屋ヴァイオリンといって、どこの床屋にもヴァイオリンやマンドリンが置いてあったものです」とあった。
これは、初めて聞いた説だが、アメリカには「バーバーショップ・カルテット」と言って床屋のコーラスがあり、ミルス・ブラザーズもそうだったと思う。
私が子供の頃、床屋に置いてあるのは、床屋雑誌と言われた『映画情報』というグラフ雑誌だったが、これで有名なのは3億円事件の時の、黛ジュンの水着姿の『映画情報』のページだったと思う。
江戸時代から浮世床と言う言葉もあり、床屋は人と情報が交流する場だったのだろう。
交流の場には、音楽が伴われるということだろう。
ただ、江戸時代は、歌舞伎の『髪結新三』のように、流しの髪結いが多くて、店を持つのは主流ではなかったようだ。
コメント
ソロ音楽
聞いた話ですが、床屋は医療のような事もやっていて、床屋の青と赤の看板は、静脈と動脈を表しているとの事ですね。昔の社会には、交通の利便とか、メディアが限られていても、狭い領域の中で、地域と共に生きる、という事が、よく考えられていたように思います。
一つの楽器で弾けるようなソロ音楽が、持てはやされたという事なのでしょう。クラシックなどは、ビッグバンドですが、ソロ音楽といいますと、もっとポピュラーなイメージがありますね。こうした時代というのは、市井がインスピレーションに溢れていた時代なのではないでしょうか。
お早うございます。
あらゆるジャンルの内容が楽しみで
いつもブログ拝見させていただいてます。
何でもご存知の方に私の書きこみが、おこがましく感じられたら
失礼お許し下さいませ。
床やさんつながりで、歳の離れた兄がラジオで聴いていた
ペリーコモを思い出しました。
歌手になる前の職業が 床やさんだったと聞いた気がします。
今おもうと「L盤アワー」「S盤アワー」のどちらかのテーマソングの
「風にのって」?? を何回も 耳にしたものでした。
又、また床やさんつながりですが
韓国映画「大統領の理髪師」?? で主人公の理髪師が
大統領の調髪をしてるときに、SPが3・ 4人取り囲み
ものすごい形相で理髪師の一挙一動を睨みつけていて
理髪師がビビっているシーンが印象的でした。