『レコードで聴く関東大震災』  -栄図書館大衆文化講座-『横浜で交差した音 日本篇』

11月27日日曜日に行う『横浜で交差した音 日本篇』は、3月の東日本大震災を追悼して、関東大震災のときの被災した人などのレコードを聴く『レコードで聴く関東大震災』になりました。
音源提供と解説は、勿論岡田則夫さんです。

先日、この回の内容について話していたところ、「関東大震災は、東京、横浜という日本の中心に起きた震災だったので、被害は本当に重大で、全国民の関心は極めて強く、それに答えられるメディアは、新聞とレコードしかなく、それで沢山のレコードが吹き込まれたのです」とのお話で、勿論持っておられるとのことで、これを中心にすることにしました。
レコードで関東大震災を回想するのは、多分日本ではじめてのイベントだと思います。
そこで、当日は日本で最初の録音である1903年のガイズバーク録音の、横浜でもジャーナリストとして活躍した快楽亭ブラックから、松井須磨子の『カチューシャ』等の歴史的録音、関東大震災関係のレコードを挟んで、昭和3年の昭和天皇のご即位の際の大典の全国放送、戦時中のもの、最後は1950年代後半ののSPレコード末期までを掛ける予定です。

関東大震災関係では、二代目桂小文冶の『時事 大震災遭難物語』、三代目神田伯三の『講談 大正震災記』、さらに桜川末子・花子の『震災数へ唄』、石田一松の『被服廠の哀歌』、震災からの復興を歌った『復興節』、さらに平井英子の童謡などの極めて珍しいものを聴く予定です。

日 時  11月27日(日) 午後2時から4時頃まで

場 所  栄図書館会議室(栄区公田町934-9 891-2801)

料 金  無料(申込みはなく、当日先着30人 1時30分開場)

以上ですので、もしお時間のある方は、是非お出でください。 

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