大竹しのぶ再説

11月21日のブログに、新国立劇場での大竹しのぶの演技はすごかったと書いたが、友人からの年賀状にも「すごかった」と書いてあった。
彼は、役者の修業もした人間で、役者には厳しいのだが、その彼も「すごい」と書いていた。
本当にすごい演技だった。三田和代は、「著作権人権説」の作家・三田誠広のような馬鹿ではなく悪くない役者だが、大竹の前ではレベルが二段くらい違う。
桃井かおりがアメリカ映画に出たが、世界に通用する日本の女優は、間違いなく大竹が一番である。
そのレベルについて言うなら、野球のイチロー級だろう。
日本にいるから世界に通用していないだけである。
是非再演されることを望みたい。

因みに昨年見た劇でひどかったのは、アート・スフィアで家政婦・市原悦子が主演し才能ナシの夫・塩見哲が脚本・演出した『狂風記』、本多劇場での鐘下辰夫作・演出の『KASANE』、そして作篠原久美子、演出宮崎真子の新国立劇場の『ヒトノカケラ』だった。
新国立劇場は、あのつまらない劇をやる予算があるなら、その分『喪服の似合うエレクトラ』を再演すべきである。公的劇場だからこそ、つまらなかった時は関係者から罰金(ギャラの一部を返還してもらう)を取ってでも、その出現を防ぐべきなのだ。

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