松竹と日活
日曜日の午後、川崎市民ミュージアムで斉藤耕一監督の『海はふりむかない』を見た後、地下鉄で移動しフィルム・センターで斉藤武市の『東京の暴れん坊...
「 映画 」一覧
「祇園太鼓」は岩下俊作の創作
朝日新聞土曜版に『無法松の一生』が特集されていて、映画で無法松が叩く「小倉祇園太鼓」が実際と違うことが書かれていた。 昔、出張...
四大監督に共通するものは何か。
黒澤明、小津安二郎、溝口健二、成瀬巳喜男を四大監督というらしい。個人的には豊田四郎を入れて五大監督にして欲しいが。 この四大監督に...
『新平家物語』
溝口にしては内容に乏しいと言われる作品だが、大群衆シーンが再三出てきて、様々な人間が交錯するドラマはすごい。 言ってみれば、蜷...
『山椒太夫』は「共産主義映画」だが、実に素晴らしい
溝口健二の『山椒太夫』は、名作でとても好きな作品だが、全体を流れる「共産主義思想」が今見ると大変滑稽である。 まず、タイトル前に、「この映...
『近松物語』
溝口健二の代表作の一つ。この映画には、特別な思い出がある。 実は、この映画のほぼ公開直後、小学生のとき大田区民会館の無料映画会...
『戦艦大和』
佐藤純也監督の愚作『男たちの大和』ではなく、昭和28年に新東宝で制作されたもの。監督阿部豊、脚本八住利雄。 吉田満氏の著作『戦艦大和の...
『ナック』
１９６０年代のイギリス映画。監督はビートルズ映画等を撮ったリチャード・レスター。 特に筋はなく、軽いコントの連続。 「ナック」とは、女を引っ...
『愛と悲しみ』
結婚していながら自由奔放に生きる美人の姉・岡田茉莉子と、真面目でおとなしい妹・倍賞千恵子との間で揺れる医学生津川雅彦の恋。 夫...
『帰郷』
川崎市民ミュージアムの今回は「昼下がりのメロドラマ」として松竹メロドラマ・シリーズ。 原作大仏次郎、監督大庭秀雄、主演佐分利信...