山田洋行は昔からあった

防衛省の贈収賄事件で問題となっている山田洋行だが、昭和29年の東宝映画『さらばラバウル』を見たら、最後看護婦らが港なら引き揚げるシーンで、商店として「山田洋行」の看板の店があった。
これを見ると、山田洋行は戦前から軍関係の商社として存在し、商売をやっていたようだ。
現在も本社は横浜にあるようだし、聞いた話では以前は市の保健所に医療品を納入していたそうだ。
要は、軍や行政に物品を納入する専門商社だったようだ。

肝腎の『さらばラバウル』だが、昭和29年の作品で、ラバウルに駐在する海軍航空隊の話で、隊長は池部良、彼をしたう看護婦が岡田まり子、さらに平田昭彦、中北千枝子、村上冬樹、根岸明美ら。
監督の本多猪四郎の作品としては、『ゴジラ』の前作であり、内容的には興味深い。
作品の中で、役者たちがラバウルを「ラボール」と言っているが、正確な発音はどちらなのだろうか。

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