かつて「番外テレビ局」と言われた東京12チャンネルが、テレビ東京として今では結構繁盛し、50年を迎えられたのは実にご同慶に堪えない。
ここは、初めは科学技術新興財団テレビと言い、番組の何%かが科学番組だったが、現在のテレビ朝日、当初の日本教育テレビも教育番組の縛りがあったはずである。
これらは要はチャンネル権利を取得するための口実で、そのために発足当初は、設立目的を反映していたのである。
東京12チャンネルには、人気番組がなく、1960年代当時は、「ローラーゲーム」と「女子プロレス」だけだった。
私が運動部でアルバイトしていた時に放送したものに「メキシコ闘牛」という変なものがあったが、これはミッキー安川が売り込んで来たビデオだった。
彼は、タレントの他、そうした外国番組のブローカーのようなこともしていたようだ。
その後、2001年に脳梗塞で倒れて病院に入院すると、病室のテレビで、入院患者の多くがテレビ東京を見ているので、大変驚いた。
要は、気楽に見られるものが多いということなのだろうか。
勿論、一番多いのはNHKで、次は日本テレビだが、これはどうもNHKの次にあるチャンネルからのようだった。
テレビ東京の番組は、他局ではやらないような企画が多く、それは今では他局にはない意外な面白い番組の活力になっているようだ。
驚いたのは、「おは・スタ」に、女優の蒼井優が出ていたことで、日本はどこも年功序列というか、その世界に早くからいた者が優位なようだ。