今朝の新聞に若秩父が亡くなったことが出ていた。75歳。
若秩父と言っても、60代以上の人しか知らないだろうが、非常に人気が、特に子供たちに大変人気があった関取だった。
元関脇と書いてあったが、関脇まで行っていたとは知らなかった。
今の遠藤よりも、はるかに人気があったと思う。
その証拠に、大島渚が、1959年に作った松竹の若手スターの紹介映画『明日の太陽』では、
その冒頭に「若者の時代です」として、野球は長嶋、相撲界は若秩父の写真が出て、
「映画でも 」と言って十朱幸代が出て来て、桑野みゆき、山本豊三、杉浦直樹、九條映子以下のニューフェイスを紹介してゆく。
そのくらい若手の代表だったのである。
関脇まで行ったのだから大したものだと言えるだろう。
さて、人気の遠藤はどうだろうか、確かに相撲は上手いが、いつも受身で、積極的な攻めがないのが不満である。
若秩父なんて問題じゃないよ、という風になってもらいたいが。