『兄おとうと』

井上ひさし作、鵜山仁の演出。大正デモクラシーの代表的評論家・吉野作造を主人公とする劇。
いつもの井上の劇の常で、大変よく出来ていて、面白いが、感動出来ないのは、何故だろうか。
最近の井上の芝居は、いつも感動できないが、私の性なのか。

吉野の弟が農商務省の次官になり、この二人の対比が面白い。優秀な兄弟だったわけだ。
今日で言えば、民主党の岡田前代表の弟とイオン・グループ社長の兄みたいなものか。

鳩山兄弟というのもいるが、兄弟は、意外と同程度の能力を持つものらしい。
少なくとも親子よりは差異性が少ない。
定岡など、兄(南海)も弟(巨人)もかなりいい選手だった。
それに対して、長嶋、野村など、一流選手の子供は、大したことがないことが多い。

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