議員による「口利き」で、たぶん一番多いのは、大学や企業への入学、入社だろう。
私も、横浜市の外郭団体にいたとき、職員の募集をやり、300人くらい応募があった。そのとき、当時市長室長だった中山君を通して、「高秀市長の知り合いの娘が受験しているのでよろしく」との電話があった。
なんでも「フランス留学の経験もあるので、国際的企業にふさわしいだろう」とのことだった。上司のH部長に相談すると、「普通にやればよいよ」とのことだった。三次までやった試験で、彼女は300人中50番くらいで、一次で落ちた。
その旨報告すると、特に何もなく、その性か、Hさんも私も部長止まりだったが、特別な便宜を図っていれば、局長や区長になれたのかもしれない。
飛鳥田市長の元で、田村明と共にブレーンで活躍され、その後関東学院大学の先生になった鳴海正泰さんから、お話を聞いたことがある。
「頼んでくるのは大体駄目なんで困るよ、本当に」とのことだった。
逆に依頼する方から言えば、最初から大丈夫と思っていれば、ざわざわ頼みはしないよ、ということかもしれないが。
コメント
面白い
「さすらい日乗」、全く面白いです。
感心します。
気が向いたときで結構ですから、時代劇と、西部劇についての随筆もお願いします。
ありがとうございます
コメントありがとうございます。
今後もどうぞよろしくお願いいたします。