友人に誘われたので、シネマベティで、園子音監督の『ひそひそ星』を見る。
日本映画史上、これだけのブスが、裸にもならず、1時間40分も出続けたのは他にないと思う。
見てすぐに思い出したのは、芝居の平田オリザである。
恐ろしくつまらない、知恵のない話をなにか意味があるかのごとき見せて、偉そうにふるまう。
ともかく最初から最後まで実につまらないのである。友人は半分以上寝ていたそうで、終わった後に物語の展開を聞かれた。
聴かれても、容易に言える物語ではなく、宅急便の配達員で、なぜか宇宙船に乗っている鈴木洋子の神楽坂恵が、様々な人にものを届ける。
それだけの話であり、それ以上に何もない。
友人の説では、「神楽坂は結構胸が大きいそうで、それで映画が持っていた」そうだが、ここでは胸の露出も一切ない。
平田オリザ先生にならって、いずれ政治家のブレーンになるのが良いのではないかと思った。