300番台

たまには自慢話をする。
私が中学の頃は学力テストが大変盛んで、民間会社のテストが毎月行われ高校受験のため、我々も受けさせられた。公立学校が奨励し大挙して行かせていたのだから、今考えれば問題である。
そして、国語・英語・算数の「3科目試験」のときは、上位300人の名前が記録として返ってきた。
この上位者のことを、「300番台」と呼び、秀才の印として褒められたものである。
東京では、言うまでもなく麹町中学生が多く、その他私がいた大田区では田園調布中学等お金持ちの多い地域の連中ばかりだった。

私もたった一度だけ中学3年の2学期に、名前が載ったことがある。
教師からは、是非日比谷高校に行くように勧められた。
載ったといっても1回だけなので自信がなく、一つ下の都立小山台にして合格した。
その記録をとっておかなかったのは誠に残念だが、本当のことである。
あの300番台の連中は今どうしているのだろうか。

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