中田市長も知らないCD「横浜ファンタジー」は意味があるのか


5日26日の午後、金沢公会堂で横浜南部エリアの「シティー・フォーラム」が開催された。
中田宏市長は、開口一番「こんな暑いのにクリスマス・ソングは、季節外れですよね」と会場に聞き、さらに「何故クリスマス曲なのか」と控室でスタッフに聞いたが、「誰も理由を答えられなかった」と開会前に流されていたBGMに不満を示した。

実はこのBGMは、「横浜ファンタジー」と言い、高秀前市長時代に、大学の先生出身の女性助役の発想で作られた、横浜に因む曲のコンピレーションCD。
各種の行事で使われる他、市庁舎エレーベーターにも流されており、横浜市役所では大変有名である。
だが、中田氏が、横浜市長に就任されたときは、当の助役はすでに退任しており、また中田市長は、登庁するとエレーベーターは使わず階段を登って市長室に入るので、このCD制作の経緯も知らず、また聴く機会もなかったのであろう。

当日、市長が来たとき、「横浜ファンタジー」の中の12月の曲の『聖夜』がたまたま流されていて、会議冒頭の市長発言になった。

中田市長に聞かれたとき、スタッフは「市長は当然知っているのに、何故聞くのか」と思い理解できなかったようだ。
だが、どちらも誤解ゆえの齟齬だったわけである。
当然だが、中田市長も全能ではないと思った次第。

フォーラムの内容は、各地で子育てに係わる人たちのパネル・デスカッションで、なかなか面白かった。
結論としては、子育ては、当然だが母親一人ではできず、父親の協力は勿論、母親同士、地域の方々の協力で可能だ、と言うのが多数意見だった。
チンパンジーも集団で子育てをするが、社会的動物である人間も、やはりチンパンジーと本質的に同じと思った。
大変有意義なフォーラムだった。

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