複雑怪奇

昭和14年8月、ソ連との国境紛争「ノモハン事件」をやっと終了した平沼騏一郎首相は、同盟国(日独伊三国同盟)だと信じていたナチスドイツが、突然ソ連と不可侵条約を締結し、「欧州情勢は複雑にして怪奇である」との名言を残して総辞職した。
今の日本で、朝鮮総連本部建物の取得したのが、元公安調査庁長官が代表を務める投資顧問会社であるなど、情勢はきわめて「複雑にして怪奇」である。
その真実が分かるのは、多分数十年後だろう。

独ソ不可侵条約も、ポーランド分割の秘密条項があり、そのとおり独ソはポーランドを侵略、分割してしまう。
また、ドイツはこの後、すぐに反転し連合国との第二次世界大戦に入る。
こうしたシナリオが分かったのは、戦後のことである。

こんなに複雑怪奇な情勢で安倍内閣が倒れないのも不思議と言うべきか。

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