日本の福祉事業には、入浴サービスが付いている。
高齢者のデイ・サービスが有名だが、障害者の通所サービスも大抵は入浴事業付きである。ないのは、精神障害者やアルコール依存症者の通所事業くらいだろう。
これは、サービスを受ける者には確かに良いことだが、日本の福祉の高コスト化も招いていると思う。
海外では、福祉事業に入浴サービスが付いているとは、私はあまり聞いたことがない。
大分昔だが、女優の山口果林が、デイサービスのことを「いくら年取っても、ちいちいぱっぱはいやだ。我々はビートルズでやりたい」と書いていたことがある。
確かにそのとおりで、小学校唱歌は御免である。
私なら、ビートルズではなく、キャロル・キングでやって欲しいと思うが。