「君みたいな人がいると、私は局長になれない」

先週は、今度横浜市副市長になった荒木田百合さんを迎えて、元国際室の方と市内某所で飲んだ。

いろいろな話が出たが、前にも彼女から聞いたことがあるが、ある上司から次のように言われた言葉には改めて驚く。

「君みたいな人がいると、私は局長になれないから気を付けてくれ・・・」

横浜市役所には、こういう「勘違い人間」が沢山いたのである。

確かに一昔前なら、有名大学を出て、市役所のボスの派閥に属し、ゴルフや麻雀を共にしていれば、いずれは局長、区長になれたのである。要は、横浜市も「大きな村」だったのだ。

だが、細郷道一市長以後、高秀秀信市長、そして中田宏市長時代になると、次第にポストも減り、昇進の道は厳しくなった。

特に中田氏は、退職金にも成績の反映制を導入したので、このために退職金を減額された管理職も出た。

だから、「世が世であれば俺も局・区長になれたのに、さらに退職金も減らされて・・・」との思いを持ちつつ横浜市役所を去った人も多いようだ。

某市会議員の掲示板を見ると、時々は本当のことが書かれていることがあるが、それはそうした想いを抱いて辞めた方による情報提供に基づくものだと思う。

荒木田さんが担当しているのは、福祉、教育、文化等で、本当に日々忙しいそうで、この日も6時半から来客があったとのことで、

「偉くなると大変だなあ」と思う。

しかし、大久保英太郎、鈴木喜一、相川藤兵衛、松村千賀男議長、そして田口良作、有山睦男、川俣勝一、岩本正夫副議長に4年半、秘書として使えた身から言えば、

「1年たてば慣れて、その後は日程は同じだよ」と励ましておく。

日曜日、藤山直美の芝居『おもろい女』を見に行くとのこと。

良く働き、よく遊べである。

人生は一度しかないのだから。

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