横浜市の中田宏前市長について、すでに退職されているH氏からお聞きした話。
ある日、H氏は、市長室に来るよう中田市長から電話を受けた。
行くと、東京からボリビア大使が来ていた。
要件は、「横浜市にスペイン語の学校を作りたいので協力してほしい」とのことだった。
「もちろん、結構なお話だが、例の朝鮮人学校の問題もあり、外国人学校に直接の支援はできない」と答えると大使もご理解された。
そこで、「今後は随時情報交換などをしていきましょう」とのことで終わった。
その時、中田宏市長は言った。
「ボリビアってカリブ海のどこにあるの?」
通訳は、賢明にも訳さなかったそうだが、
「あまりのことに絶句したのではないか」というのがH氏の解釈である。
別にボリビアがどこにあるか知らなくても市長は務まるだろ。
でも、この程度のお兄ちゃんだったことは間違いない。