「咸臨丸は本当に大変だっただろうねえ・・・」

午前中は、みなとみらいの帆船日本丸に行く。

昨年から日本丸は、20年ぶりのドライドック工事をやっている。

私も横浜市港湾局でいろいろとお世話になったので、些少ながら工事費用に寄付をしたので、見学のご案内があった。

元三菱重工横浜造船所の1号ドックが、帆船日本丸の係留場所となっているが、今回は船体の修理等をするために、ドックの水を完全に抜き、台座に載せて工事をしてきたのだ。

行くと、確かに海水は完全に抜かれていて、台座の上に日本丸が載せられていた。

見学者はドックの下まで降りて行ったが、私は障害があり危険なので下りるのは辞退して上から見る。横には、元運輸相航海訓練所にいて、日本丸、海王丸にも乗った経験があり、日本丸の誘致に際して横浜市港湾局に来ていただいた安田岩男さんがおられて、今日はカメラ撮影に専心されるとのことなので、いろいろとお話を伺う。

安田さんも、海王丸の一等航海士のとき、洋上で台風に遭遇されたそうだ。

それは普通ではなく、山のような波の頂上まで持ち上げられ、次には底に落とされるもので、まさに生きた心地がしなかったそうだとのこと。

海王丸や日本丸は、船体は約100メートルだが、咸臨丸はその半分くらいだったとのこと。

「だから本当に大変だったと思うよ」と言われたが、、そうだろうと思う。

家に戻って、録画しておいた『天皇の世紀』を見ると、咸臨丸の浦賀からサンフランシスコへの航海のことで、37日の航海中、平穏だったのは2日だけだったのだそうだ。

脚本は岩間芳樹、監督は高橋繁男、津川雅彦、中山仁、加藤武、マコ・岩松らで、良い回だなと思った。

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