今月中旬に、東宝の青春スターだった山田真二が死んだ。70歳だったそうだ。
山田は、昭和30年代の東宝の青春スターの一人で、外人のような顔で大変人気があった。
岡本喜八監督のデビュー作『結婚のすべて』など、多数の作品に出ている。
だが、彼に関して一番有名なのはヒット曲『哀愁の町に霧が降る』だろう。
椎名誠の著作の題名にもなっこの曲は、当時大ヒットであると共に、とても下手な歌い方で、「ああ哀愁の町に霧が降る」の「ああ」のところがフラットしてしまい、よく物真似番組でも真似られたものだ。
だが、彼は実は音楽学校の出身なのだとは、最近知ってさらに驚いた。
最近は、映画は勿論、テレビにもあまり出ていなかったので、ほとんど忘れられていたので、新聞の扱いも極めて小さかった。
昭和30年代の活躍、人気を考えれば、そんなものかなと思った。