大竹しのぶは、最高である。

大竹しのぶ主演、蜷川幸雄演出の『メディア』を渋谷のシアターコクーンで見た。
『メディア』は、随分前に日生劇場で平幹二郎が女形で『王女メディア』としてやったのも見たが、この大竹の方が圧倒的に良かった。
私は、日本の演劇はわずか30年間くらい、映画は60年前以降のものしか見ていないが、大竹しのぶは最高の女優の一人だろう。
上手いと同時にパワーがある。

日本の今の投手で言えば松坂大輔のようなものだと思う。
野球の投手も、役者も正面からストレートを投げてくるのが、見ていて最も爽快である。
この劇の中身については、また書く。
簡単に言えば、子殺しの話である。