BEST GUY

CSの織田祐二特集。
軍事オタクでも、織田祐二ファンでもないので、予告編は見た気がするが、本編は見なかった。
今度見ると、結構面白い。

監督の村川透は、戦闘機の飛翔を完全にエクスタシーとして捉えている。
それに同置されるのが、ロックである。
前者がパイロットの織田で、後者はビデオ・ディレクターの財前直見。バブル時代のボディコン姿が笑える。この頃は、みなボディコンで、私の妻ですら、ボディコンでブルース・スプリングスティーを見に行ったくらいなのだから。
今見ると、ひどく突っ張りすぎで、痛々しい感じさえする。

戦闘機の戦い方というものは、高校のとき、元隊員という物理の教師に習ったが、相手の後ろに回り込めば勝ちで、当たり前だが前にしかミサイルや機銃はは使えないのだから。
そこで、速度が速く、旋回半径の小さい、零戦のような戦闘機が普通に戦えば必ず勝つことになる。
だが、最新鋭のジェット戦闘機では、急反転、急降下、急上昇等が自由自在にできるようだ。
その姿には、飛行機オタクにはエクスタシーがあるのだろうか。

もちろん、最後は織田がBEST GUYに選ばれ、財前と結ばれる。
織田の相手役の長森新一と言うエリート役が大根で、今ひとつドラマは盛り上がらない。
今はなき懐かしのバブル時代である。

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