NHKFMの日曜日の深夜、正確には月曜日の深夜12時から1時間放送されていた北中正和さんの「ワールド・ミュージック・タイム」が今夜で終わるそうだ。
2年前に栄図書館で行った「横浜で交差した音 世界編」の後、飲みに行ったとき、番組の話になった。
「睡眠タイム」と言われていますからと自嘲されていたが、あのボソボソとした語りが逆に非常に信頼感を生むのだと思う。
つい元気声でものを言ってしまう傾向のある私などは、北中さんの語りに学び、よく注意しないといけないと思っている。
4月の番組編成の関係だろうが、私にとっては、近年は必ず聞きいていた番組なのでたいへん寂しい。
中村とうよう亡き後、いつきいても「流石北中さん」と思わせる音楽的教養の幅の広さ、深さに感心していたので、実に残念である。
その内、またどこかであることを期待したい。