「キャンペーン56」でも書いたが、欧米にはドキュメンタリー・レコードというジャンルがあり、私もかなり集めていた。
アメリカのレディオラという会社は、主としてラジオの番組のレコードを出していた。1940年代の音楽番組、スタンダップコミック(トーク芸人)、ドラマ、事件等のラジオ放送レコードである。アメリカは広いので、全国で放送するため、多くの番組はあらかじめレコードで録音し(トランスクリプション盤)、それを各地に運んで放送したようだ。
私が持っている珍品は、ロナルド・レーガンのアナウンサー時代のレコードである。
レーガンは役者(三流の悪役だったが)で有名だが、実は役者になる前はラジオのスポーツアナウンサーだった。コルゲート・アワーというスポーツ・ニュースがレーガンの芸能界での始まりだった。今の日本で言えば、テレビのスポーツ番組のキャスターという奴だろう。
日本で言えば、みのもんたが将来日本の首相になるようなものだ。