パ・リーグのファイナル・シリーズ第6戦で、ソフトバンクが日本ハムを4-1で破り、日本シリーズへと進めることになった。さすがの戦力である。
そして、ゲーム終了後、松田選手の先導で秋山監督の胴上げが行われた。
今シーズンで監督を退任する秋山にとって、もし日本シリーズで勝てなければ胴上げの機会はなくなるからである。
さらにもう一つ、レフト側外野の観客に挨拶していた稲葉選手を見つけて、再び松田を中心にソフトバンクの選手と日本ハムの選手が一体になって稲葉、さらに同じく引退する金子誠を胴上げした。
くさいと思う人もいるかもしれないが、ここには「勝者の寛容」があった。
日本では、勝者の寛容というのがなかなか見られないものだが、ここにはあり感動した。
甘いと言われるかもしれないが、日本のプロ野球も進歩したと正直に評価して良いと私は思う。