『ディケイシア』

題名は、どういう意味かわからない。
アメリカの各地で所有していた劣化したサイレントのフィルムをコラージュしたもの。
2001年に、スイスで上映されたライブ・パフォーマンスの音楽付き。

いきなり、トルコの旋回舞踏から始まる。イスラム教の一派の「スフィー教」のもので、1970年代に日本にも国際交流基金の招聘で来て、公演を行った。
この時、初来日して衝撃を与えたヌスラット・ファテ・アリ・ハーンに比べ、ただ廻っているだけで、さして感動は受けなかった。
その他、事故が起きた鉱山から死人が救出される姿。
洗礼のような水浴をしている宗教集団など。
要は、やはり珍しい事件やアクションが映像として最初に撮影されたことが分かる。
それは、映画やテレビの映像の本質でもある。
私には音響がうるさくて、少々大げさすぎる気がした。
フィルムセンター

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