今シーズンからプロ野球に導入されたコリジョン・ルールは非常におかしなもので、先日の阪神・巨人戦などは、どう見ても捕手は走者の走路を妨害していないので、アウトである。
あれでは捕手は何もできなくなる。
それよりもむしろ問題なのは、二段モーションであり、巨人の高木京介、中日の若松、ヤクルトの小川などは、二段モーションのように見える。
高木などがやっているのは、二段モーションと言われるのを逃れるためか、右手でひさを叩いてタイミングを外している。
二段モーションについては、以前私は次のように書いた。
二段モーション
渡辺俊介もやっていたが、投手の二段モーションは去年から禁止されている。
だが、二段モーションも下手投げ等では、投球術の一つとして認められては良いのではないか、と言うのが私の考えである。
だが、二段モーションも下手投げ等では、投球術の一つとして認められては良いのではないか、と言うのが私の考えである。
下手投げの二段モーションは、昔から多かった。
山田久志や皆川睦男もそうだったが、下手投げで二段モーションを使わないのは、阪急の足立光宏くらいだったと思う。
一番すごかったのは、近鉄にいた佐々木宏一郎である。
彼は、昭和45年10月には完全試合をやったこともある投手だが、完全な二段モーションだった。
彼のは、一度半分くらいモーションが動いた後、逆転して戻ってしまい、そこからもう一度投げ出すと言うすごい二段モーションだった。
二段モーションも常にやっているのではなく、ときどきタイミングをはずすくらいなら、認めてやれば良いのではと私は思う。
横浜の三浦のように十分威力があるのに、年がら年中二段モーションを使っていたのは、論外だが。
上のように、二段モーションも、時々やるのは良いのではないかと思う。
それは、なかなか威力が出ない下手投げの投手では許されるのではないかと今も思うのである。
かつての三浦大輔、今の小川泰弘のように十分にスピードもある投手がやるのは、どうなのかなと思うのである。