「おかしな監督映画祭5」

友人で『やし酒飲み』のプロモーションDVDの編集もやってくれた大高正大監督も参加した「おかしな監督映画祭5」の上映会が行われたので、見に行く。
会場は、下北沢のシネマアートン。
アートンは、豊胸にきくと言って薬を売った容疑で社長が逮捕され、その余波でシネマアートンも休館になった。
本当にやるのか、聞いたが、「館を借りて自主上映する」とのことで行く。

上映されたのは、大高監督の『待ち伏せ』他全6本。
この映画祭は、短編10分なので、夜8時30分から始まり、終わったのは9時半過ぎ。
作品は、いろんな傾向だったが、勿論大高の『待ち伏せ』、さらに今回のグランプリになった若林立夫監督の『NAVIGATOR』が面白かった。

大高作品は、妻と子を殺した犯人を山小屋で待ち伏せする主人公と、一度だけ主人公と関係を持った同僚の女性刑事との関係を描いた「愛と暴力」の作品。
相当な長さのものを詰めたらしく、分かりにくいところもあるが、長年映画界で仕事をしてきただけにきちんとした作品であり、最後も救いがあった。
若林さんは、本来は役者とのこと、役者だけに芝居をする楽しさに溢れていた。
首吊り自殺をした女性の前に、悪魔と天使、さらにオカマが現れ、死と生をめぐり彼女の前で戦う。そして、オカマの指示により崖から飛び降り、彼女は息を吹き返す。
これも、最後は救いがあり、楽しかった。
夜11時だというのに、下北沢は飲食をする若者で一杯だった。
いつも思うが、下北沢駅は、階段、階段でひどい。バリアフリーが全くない。
なんとかならないものなのだろうか。
小田急線の高架化工事で直せるのだろうか。

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