ばかばかしい映画2本

年のせいで、朝早く目が覚めてしまう。
以前は、近所を散歩したが、暑いのでたまっている録画の映画を見た。
『恋人たちの時刻』と『死にゆく妻との旅』
見てすぐに消去した。

『恋人たちの時刻』は、荒井晴彦・沢井信一郎コンビが角川から金もうけで作った作品としか思えないのは残念。
筋はすぐにわかってしまうが、主人公を当初は渡辺典子を予定したというのは本当だろうか、どう考えても無理なのに。
高橋悦史、大谷直子、加賀まりこ、中谷昇、真野あずさ、宮下順子、山口美也子など、結構いい役者が出ているが、主人公の野村伸宏がひどい。
ただ一つ笑ったのが、石田純一で、河合美智子とセックスして1万円を渡したら「安い」と言われて、2万円を取られたというところで、これは石田なので、妙にリアリティがあった。
『死にゆく妻との旅』も、実話だという前提がなければ、到底馬鹿らしくて見ていられない。
なぜ自己破産しないのか、コンビニでもビル清掃でも、高齢者にも仕事は探せばあるのにとしか思えない。
結局、地方の人々の映画製作への善意に甘えた映画である。

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