「市有地でピンク映画をやるのはよくない」

横浜市中区の吉田中学の前に長者町5丁目のバス停があり、その脇が市の外郭が運営する駐車場になっている。
実は、ここはかつて横浜東亜映画劇場という映画館だった。


戦後にでき新東宝の封切館で、『明治天皇と日露大戦争』をここで見たと聞いたこともある。
1962年に新東宝が倒産したので、洋画を上映していたこともあるが、じきにピンク映画を上映することになった。
そして、ある日、どこの党派だったかは忘れたが、横浜市会で、議員から質問があった。
「横浜市所有の土地の上で、ピンク映画を上映して良いのだろうか」と。
どう答えたかも忘れたが、そのうちに映画館はなくなり、駐車場になったというわけである。
議員の質問は、成果を上げたことになる。

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