昭和11年のPCL映画で、吉本興業との提携作品。
監督は矢倉茂雄、主演は永田キング、香島ラッキー・セブン、ミス・エロ子など吉本の喜劇人。
映画としては、取り立てて言うこともないが、永田キングが主演しているのは貴重である。
永田は、一種の怪喜劇人で、マルクス・ブラザースを真似していたと聞いていたが、実際の映像で分かった。
完全な体技、アクション、むしろアクロバットなのだ。
昔、日劇(日本劇場)の「春の踊り」などを見に行くと、ところどころにトミー譲二とロイヤルスポーツと言ったアクロバットチームが出ていた。
結構、笑いと拍手を取っていたが、アクロバットと言うものも、ショーやサーカスのようなライブで見ると相当に面白いものだが、テレビでは全く面白くない。
テレビでは、体操からフィギュア・スケートに至るまで、超絶技巧の演技を見せてしまうのだから、芸能的で卑猥さやお笑いのあるアクロバットが冴えないのも当然だろう。
確かに永田キングは、相当におかしな芸であり、日本の芸人では、他にあまり見ない感じである。
ジャズ歌手でリキー宮川が出ていて、バンドを指揮して歌う。
音楽は谷口又士で、この頃のPCL管弦楽団は立派なものである。
これは戦時中に東宝交響楽団になり、戦後の東宝ストの後、東京交響楽団になるのだから。
衛星劇場
コメント
Unknown
失礼します。かっぽれ人生ですか!ずっと探してました。映画の内容はどうでしたか?ラッキーセブンや永田キングなどが出てますな。永田キングは謎の人物です。何か情報しってますか?それにかっぽれ人生を録画してありますか?一度見てみたいです。
相当に変な人です
永田キングは、相当に変な人です。間寛平を2倍くらいおかしくしたような人です。関西の人で、確かミス・エロ子と夫婦だったはず。アメリカまで巡業したとも本で読んだことがありますが。
『かっぽれ人生』は、日本映画専門チャンネルで放映しました。中身は、どうということもないもので、当時あった喜劇人の芸を見せるだけの映画です。
ミス・エロ子は
ミス・エロ子は、永田キングの妻ではなく妹でした。吉田留三郎さんの『かみがた演芸・漫才太平記』(三和図書)に書いてありました。昭和39年に出たこの本、関西の芸能、特に漫才について大変詳しい良い本ですが、なかなかないと思います。私は横浜市図書館で借りましたが。
上方演芸 漫才太平記
ありがとうございます。永田キングの映像、DVDなどに録画してあるのでしたら見て観たいです。しかし吉田留三郎のは本で永田キングの事のっていないような…知り合いにいったら永田キングの事はのってないと言われましたが…
2回載っています
吉田留三郎の本には、2箇所書かれていたはずです。
勿論、録画してあります。
アドレスが変更になるので、6月13日以降に、以下に住所、氏名、電話を書いてくれれば、受信人払いで送りますが。
yoshinocho2008@yk2.so-net.ne.jp
Unknown
ありがとうございます。13日以降にこのメールアドレスに送ればよろしいのですな。また連絡します。吉田留三郎のも買って見ます。
Unknown
私が送料を負担すればよろしいのですか?郵便局に収めればよろしいですか?なにせ郵便は久しぶりで忘れてしまいました…すみません。受信人払いとは…私が送料負担すればよろしいのですか?
宅急便で
受け取り人払いの宅急便で送ります。
Unknown
分かりました。けどちょっと待ってくださるとありがたいです。諸事情があるので…あの…コンビニ受け取りは出来ませんか?13日以降にメールを送りますがどうかよろしくお願いします。