乙羽信子について

フィルム・センターで『女体は哀しく』を見てきて、乙羽信子がきれいなことに驚く。
この映画は、北条秀治作の新派の当り狂言『太夫さん』(こったいさん、と読む)の映画化で、監督は稲垣浩。芝居では花柳章太郎がやった京都島原の遊郭の女主人が田中絹代。他に小沢栄太郎、平田明彦、田中春夫、浪花千栄子など。太夫には乙羽のほか、淡路恵子(少々頭の悪い子で、舞台では京塚昌子の役)、環美千代、そしてアプレ太夫の扇千景元大臣など。

話は、元が劇なので上手くできているが、それより女優陣の豪華、きれいなことに驚く。
昭和32年、日本映画がもっとも力のあったときだが、本当に女優がきれいだ。

それにしても乙羽信子は、とても体の小さい人だったようだ。先日見た新藤兼人の『どぶ』『人間』『母』等では、華奢というか貧弱な体をさらしている。
それに比べれば今の藤原紀香や松嶋菜々子らの発育の良いこと。近年、女性が強くなったというが、それにはこうした体位の向上が一番大きな原因なのではあるまいか。しかし、それと反比例して美人がいなくなっているように思えるのは、私の偏見だろうか。

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コメント

  1. ガゾログ より:

    淡路恵子

    淡路恵子 画像・壁紙・関連サイト情報 冥王星を考える冥王星を考えてみました。冥王星と太陽の合(オーブ3度)として検証しました。冥王星と太陽のアスペクトは、カリスマ性や権力欲、支配欲があると言われています。また、人生において、今までの自分が死ぬような体験をして