桜咲く


午前中、金沢文庫の称名寺で、この地区の「お花見バザー」があり、出かける。
桜は五分咲きと言う感じだが、やはり桜は良い。

桜と言えば、「桜の樹の下には死体が埋まっている」という坂口安吾の文が有名だ。
だが、私には劇作家矢代静一の『黒の悲劇』の冒頭の、

桜が咲いて冬でした

の方がぴったり来る。
そして、この台詞は、

だけど好き、あの人

と続く。
大学2年のとき、やった芝居である。

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