今月は2回、新国立劇場に行き、同じことを感じた。
作品の出来の問題ではなく、観客の問題である。
新国立劇場の演劇の観客はとても冷たいと思っていたが、オペラハウスに行くと、そこもそうだった。
極めて観客が冷たいのである。
お勉強、教養のために来ているのか、全く反応せず、すべてに冷たく冷静なのである。
私は、クラシックは専門ではないが、オペラはクラシックの中では、ある意味俗なもので、大衆的、通俗的なものだと思う。
特に、イタリア・オペラは、熱狂的なものなはずだ。
だが、ここには熱狂も通俗性もなかった。
極めて残念なことである。
舞台の成果は、勿論作者たちのものであるが、半分は観客のものでもある。
新国立劇場の最大の問題点は、作品を見て敏感に反応する観客を作ることだろうと思う。
それなくしては、どんなに面白い舞台をやっても、ただただ白けるだけであり、演者が可愛そうしかない。
コメント
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それにしても芝居とかよく見てますね。
そんなにフットワーク軽い人でしたっけ?