まずは訓練を

11月5日に書いた「戸塚区4校演劇祭」について書いたところ、以下のようなコメントが来た。

上矢部高校に関するコメント。当事者にも失礼だし、自分の経験の中でしか考えていない自己マンゾクのコメント。許せません。高校生相手に20年前の不条理劇と言うセンスは何なのか聞きたいものですね。

私の記事を全く理解していない。
私が書いたのは、次のとおり。
3校の「等身大」芝居の問題点を指摘したのち、

上矢部高校の『セルフ・ポートレート』は、一番つまらなかった。
戯曲は20年くらい前の不条理劇で、それを流行の平田オリザ風の「静かな演劇」でやる。松田聖子や薬師丸ひろ子、天童よしみ等のギャグが出てくるが、誰も笑わない。一体どこが面白くてこんなつまらない芝居をするのか、一度お聞きしたくなった。

彼らの劇を不条理劇とは言っていない、戯曲が不条理劇だと書いたのだ。それを平田オリザ風にやっていたが、高校生は時代に敏感なものだと関心したね。
高校生の劇をきちんと批評するのは失礼なのか。
むしろその良い悪いを正しく指摘することの方が親切だろう。

上矢部で問題なのは、戯曲の選定(既成のものを直したらしい)、さらに発声や身体訓練の不足である。
高校野球の投手でも、まず必要なのは直球の速さであり、変化球ではない。
まずは、発声と身体訓練に励んでください。
そして、シェークスピアの『夏の夜の夢』の1場面あたりを選んで少しづつ練習すれば良いでしょう。
来年を期待しています。

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コメント

  1. もぐさ太郎 より:

    論争の続きを望む。
    「上矢部高校に関するコメント。当事者にも失礼だし、自分の経験の中でしか考えていない自己マンゾクのコメント。許せません。高校生相手に20年前の不条理劇と言うセンスは何なのか聞きたいものですね」

    閑散たるプログに華々しい論争かと期待したのに、続きがないのが残念。

    さすらい日常氏に味方すると、この評者のいうことはナンセンス。高校生であろうと大人であろうと子供であろうとプロであろうとアマであろうと、表現されたものに、罵詈雑言も含めて、正直に物を言うのが最大の礼儀。「高校生相手に」と言うことのほうがずっと失礼です。この方、矢部高校の関係者なんでしょうか?

  2. ものぐさ太郎 より:

    訂正。
    もぐさ太郎ではなく「ものぐさ太郎」

    さすえらい日常ではなく「さすらい日乗」でした。

    失礼しました。

    ついでながら、何日ヶ前の長嶋番女性レポーターの項で、広岡達郎ではなく達朗ですね。