『青春・第50回全国高校野球大会』

監督が市川崑というと意外な感じだが、もともと彼は高校野球が好きで、彼が自分で朝日新聞に提案し、「ちょうど1968年が50回なので・・・」と朝日新聞が金を出して製作することになったのだそうだ。

脚本は、野球の選手でもあった井手雅人の他、谷川俊太郎などが参加していて、前年から地方の高校の練習なども撮っている。

大会の進行が中心なるが、決勝は大阪の興国高校と静岡の静岡商業で、興国が初出場・初優勝した。この時の静岡商業の投手が新浦で、当時彼は在日で、ドラフトが適用されなかったので、争奪戦になり、高校を2年で中退して巨人に入り、後に左のエースとして活躍することになる。

見ていて、感じるのは「選手が少年だ」ということで、最近の高校野球の選手が親父くさいのとは随分と違う。

この翌年には、青森の三沢高校と愛媛の松山商業の決勝戦が引き分けで2日間行われることになる。この時が、太田幸司と井上明の伝説的な投げ合いになり、太田は甲子園の最初のアイドルになるが、プロに入り近鉄等で58勝もしているのは立派である。

今年は、高校野球100回目だったわけで、50年前のことになる。中には、1933年の中京商業と明石中の延長25回のフィルムも挿入され、ナレーションも付いている。これはNHKのラジオ放送との合成なのだろうか、あるいはニュース映画だろうか。

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