『シャロン・テート殺人事件』

シャロン・テート事件のドキュメンタリー・ビデオということで買ったのだが、際物だった。大半が「ファミリー」の連中へのインタビューで、事件への掘り下げは大したことない。

これを見て思うのは、シャロン・テート事件の首謀者チャーリー・マンソンとオウム真理教の教祖・麻原との類似性である。

両者に共通するのは、凄惨な大量殺人事件であること。
マンソンは、その非行から、青春の大半を少年院・刑務所で過ごし、麻原も身体的疾患から少年期を施設で過ごしている。
両者とも不幸な幼児期があり、長じるに及びそれを取り戻すかのように教祖になり、信者を支配する。

餌食になったのは、どちらも中産階級の子女であり、狂信的な信仰から殺人事件にまで至ったなど。
どちらも、西欧先進国で起きた豊かな社会での異常な事件だった。

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