何故かNHKBSが放映する昔の恋のアイドル映画シリーズ。
映画『個人教授』と日本のチョコレートCMで大人気になったルノ・ベルレーをわざわざ日本に呼んで作った愚作だが、監督は市川崑で。
相手役は浅丘ルリ子、浅丘の妹が桃井かおりで、彼女の映画初出演作品で、当時は丸々と太っている。
日本での学会で来日したベルレーは、浅丘が住む金沢に来る。
そして、東京、スキー場、さらに東京での再会と別れ、結局どうなるのか、どうすべきなのか不明なままに終始する。
音楽と映像は美しいが、こういう映画は所詮「らしゃめん映画」になってしまうのだ。
この作品の後、翌1972年にはこれに懲りずにまたベルレーを呼び、小川知子とで恩地日出夫監督の『恋の夏』を作った。
これは、かなり辛らつな作品で、脇役の野際陽子が、ベルレーと小川知子を見て、「日本の女の子って、どうして外人の子に弱いのかしら」などと言う。
テレビでは、未だに外人天国なのだから、日本の女の子は外人に弱い。
今問題のNOVAも、そうした弱さを利用して、講師はすべて外人と営業していたのだから。
コメント
懐かしい映画
先日ネットを徘徊して、2~3日前此方に辿り着きましてから拝見させて頂いて居ります。
好きな男優でありました『田宮次郎』を読ませて頂き新たな発見もありました。
今日は実に懐かしい映画名と俳優名を目にしました。
この映画は確か舞台俳優のロベール・オッセン?とアラン・ドロンの元夫人との共演でロベール・オッセンの渋さで救われた様な映画だったと記憶しております。
これからも度々拝見させて頂きたいと思います。
訂正
↑は次郎→二郎でした。お詫び申し上げます。