石原真理子と玉置浩二が結婚したそうだ。
DV男の玉置と幼児的な石原が、今後も上手く結婚生活ができるかは大いに疑問だが、それは本人同士の問題で、どうでも良い。
だが、石原真理子の告白本『ふぞろいの秘密』によれば、彼女が付合った相手は、時任三郎、玉置浩二、石黒賢などである。彼女はアメリカで結婚したらしいが、その人間は、どういう男だったかは、あまり書いてないので分からない。
時任三郎の前に、中井貴一も好きで付合ったらしいが、交際だけで、セックスまでは行かなかった。
真面目な中井は、石原の派手な性格を嫌い、すぐに別れたようだ。
その後の、石原の男関係の多さを見れば、中井貴一の判断、女を見る目は極めて正しかったわけだ。
そして、この石原真理子の交際相手は、皆同じ傾向、特定のタイプであることが分かる。
長身、痩せ型、面長の顔の男である。
つまり、彼女が好きになった男は、ほとんど常に同じなのだ。
「この男女が好きになる異性には、人によって特定のタイプがある」と最初に気づいたのは、区役所で生活保護の担当課長をしているときだった。
女性が生活保護を申請する場合、大抵は2,3回の結婚、離婚を経ている。
何度かの結婚生活に破れ、幼い子供を抱え仕事もできず、保護申請に至る、というケースが多いようだ。
保護申請には、生活暦のヒアリングが必須なので、申請書類には、その人の生い立ちから申請に至るまでの経緯が載っている。
それを読んでいて、あるとき気づいたのは、女性の相手の男の職業が大体同じということだった。
タクシー運転手が最初の夫なら、二度目、三度目も大体運転手、初めがヤクザなら、なぜかずっとヤクザに付き纏われる、と言った具合なのだ。
あるいは、自衛隊員でもセールスマンでも良いが、その相手は大体同じ職業、社会的階層なのである。
勿論、日本人の社会移動もそう大きなものではないので、その人間の出自によって結婚は左右されるのだ、と言えるが、やはり特定のタイプの相手を選んでいると考えた方が自然である。
そして、自分のことを考えてもいつも気になる女性は、ある特定のタイプである。
多分、遺伝子DNAに、こういう相手を好きになれ、と書いてあるに違いない。
そうしないと、多くの者は配偶者に恵まれないことになってしまうからだ。
以前、「三高」などということが言われたが、勿論嘘である。
何故なら、もしもある社会で、特定の資質、基準を持つ人間しか配偶者が見つからないとすれば、そこではほとんどの者は結婚できなくなってしまうからだ。
なぜならば、ある基準を満たす人間は社会に多くはいないのだから、それ以外のものは皆独身になってしまうわけだ。
だが、現実はそうはならず、多くの男女は配偶者を見つけられる。
これは、外的条件ではなく、多分DNAによって相手への選択性が決められている、と考えた方が良いのであると思う。
そして、この選択性の傾向は、恐らく女性より男性の方が強いように思える。選択の幅が狭いのである。
なぜなら、日本では多くの場合、求婚するのは男性からであり、女性が男を積極的に探し求めることは少なかったからだ。
世の中は、よくできているものだと思う。