価値ある蔵書

映画『佐久間ダム・総集編』について書いたが、この建設工事に大きく関った一人が、前横浜市長の高秀秀信氏である。
彼は、当時建設省中部建設局にいて、現場に一家で住み、ダム建設に活躍されたのた。
ご承知のとおり佐久間ダムは、電源開発の事業なので、多分ダム本体工事ではなく、周辺の道路等の整備や補償事業だったと思う。
だが、このときの体験は記憶に残るものだったようで、著作にも書かれている。

そして、高秀氏が、中田宏氏に横浜市長選挙で敗け、約1年後に亡くなられたとき、ご遺族から彼の蔵書の寄付の申し出が中央図書館にあった。

ご寄付を受けると、大部分は一般に流通しているもので資料的価値はなかったが、佐久間ダム関係の資料はとても貴重だろう、とのことだった。
今後、佐久間ダムを研究される方は、是非横浜市中央図書館が秘蔵している資料を見られれば良いと思う。
他にはない、関係者のみが持っている貴重な資料があるに違いない。

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