一昨日、横浜の大桟橋ホールで、「横浜・神奈川オープンデータフォーラム」が行われ、午後は本田正美君もパネリストとして出た第二分科会を傍聴した。
いろいろと思うことはあったが、現在は後発でまだ大して事業を始めていない厚木市の課長の
「なんでもパクるつもりでやります」という言葉が残った。
歌舞伎の評論家千谷道雄さんの本『幸四郎三国志』は、歌舞伎や商業演劇界の内側がわかる好著だが、ある時千谷道雄さんはじめ東宝演劇部の連中が松本幸四郎一座の演目を巡って議論していた。
するとそこに阪急・東宝の創始者・小林一三が通りかかった。
みなの議論を聞いていて、小林は一言こう言った。
「いったい、なにをごちゃごちゃと議論しているのだ、週刊朝日が当たっている時は、サンデー毎日を作ればよいのじゃ」
つまり、今ヒットしているものの二番煎じで良いということなのだ。
だが、現在では何が当たるのか、というのがどこの分野でも非常に難しいのだが。