『森と夜と世界の果ての旅』

品川の新馬場にある六行会ホールで行われた、デフ・パペットシアターの公演に行く。
この『森と夜と世界の果ての旅』は、ナイジェリアの作家エイモス・チュツオーラの『やし酒飲み』を原作で、私は4年前に横浜で国連開発会議が行われたとき、金沢区で協賛イベントの横浜の高校生ミュージカルをやった。
どこで調べたか知らないが、主催者からご案内をいただいたので、見に行く。

六行会は、江戸時代、東海道の宿場だった南品川の地主たちが基金を出し作ったもので、私が40年前に北品川に住んでいたときから、品川区図書館が入居していた。
平成6年に建替えられ、今も大変に充実した品川図書館のほか、立派なホールがある。
夏の「子供向けのフェスティバル」も、六行会が助成し、幾つかの事業の一つとして行われたもの。

内容については、脚本が劇団パパ・タラフマラの小池博史なので、彼の常で、途中で筋がよく分からなくなるところが多々あった。
観客などどうでも良いという、小池博史の姿勢である。

それに楽器が、ジャンベ等は良いとして、インドネシアの打鍵楽器のサロンや笛スリンも使っているのがとても気になった。
サロンのような青銅製の金属楽器は、アフリカにはないはずだと思う。
民俗音楽楽器なら、アフリカもアジアも同じで、どうでも良いと言うのだろうか。
疑問を感じた。

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