柴又から眺花堂に

午後、柴又に行く。
勿論、渥美清の『男はつらいよ』の葛飾柴又である。
京成線で高砂まで行き、乗り換えて柴又に。
結構、遠いのに驚く。
駅から、題経寺までの参道には、飲食店や土産物店など。一応お参りした後、柴又記念館まで歩く。
距離は大したことないが、風がひどく寒く、道路には水が凍ったところもある。
やはり、この辺りは都心に比べて寒いのだろうか。
記念館は、大したものではないが、この程度のものだろう。

今度は、京成線と地下鉄を乗り継ぎ、森下で渡辺信夫さんがやっている、私立図書館「眺花堂」に行く。
渡辺さんと友人の集まりで、押井守関連の映像や、1970年代の東京の映像を見るイベント。
私はアニメが苦手で、押井守の作品は、見たことがなかったので、どんなものか興味があったのだ。
彼は、大田区の海の近くの生まれで、高校は私の後輩だそうだ。

2003年の六本木ヒルズのオープンの展示会用に彼が監修した神田川の映像『東京静脈』と、彼の1989年のアニメ『機動警察・パートレイバー』を見る。
アニメには現実からの作画があり、また女主人公が、「内田有紀似だ」と言うと、その関係を教えてもらう。
押井守は、あまり興味がなかったが、なかなか面白いと思った。

眺花堂は、大衆芸能や都市論などの渡辺さんの膨大な蔵書で構成。
これだけのものを運営するのは、なかなか大変だろうと思う。
日本には、こうした私立図書館は、極めて少ないが、もっと増えて行って良いと思う。

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