WBCの大騒ぎも一段落したが、先日のオランダとの順位決定戦は、地上波放送の解説がバカらしいので、ケーブルのJSPORTSで中継を見ていた。
するとメジャーにもいたことのある高津臣吾が解説をしていた。
彼は、投手の投球制限に反対のようだが、この投球制限は、保険会社の要求から来ているのではないかと言っていた。
メジャーの場合、選手の怪我には、球団が掛けている保険で治療代等が支払われる。
そのため、保険会社は、保険の対象の選手に無理な使用法をしないように要求するというのである。
その中の大きなものの一つが、投手が連投などをして潰れるのを防ぐことがあり、それが投球制限につながっているらしい。
この制度をみると、どこか人間が機械のようにみなされていて、部品の消耗度を考慮しているようにも思えて来るが。
私は、この投手の投球制限に賛成である。
遊び球や外す球など、無駄な投球が減り、試合がスピードアップし、緊張感が生まれるからである。
日本の野球の定石となっている、ノーボール、ツーストラクにしたら、まずは1球はボールにして外すなどというのは、多くの場合無駄でしかない。
元阪急の星野伸之も、ツーストライクを取ったらすぐストライクを投げるべきで、無理にボールを投げると、投球感覚が狂うこともあると書いていた。
阪神の投手スタンリッジは、0-2からストライクを投げ、時として三球三振を取ることがあるが、痛快である。