安倍晋三はいつ変身するのか

安倍晋三が総理大臣になって、日本の経済が好調で、すべてが許されているように見える。

「経済が好調のときは、選挙では与党が勝つ」との法則によれば、7月の参議院選挙もよほどのことがない限り、自民党が勝つだろう。

そこまでは、安倍晋三は本心を見せず、低姿勢で経済の好調さだけを目指しているのだろうか。

そして、参院選勝利の後は、本来自分がやりたかった「美しい日本」という名の復古的、戦前への回帰、憲法改正等に着手するのだろうか。

これは、歴史的に見れば、安倍晋三の祖父、岸信介が、60年安保の左右両極の政治的対決の中で退場した後の池田勇人の登場を思い起こさせる。

池田は政治的対決の代わりに、所得倍増計画を打ち出し、対決を回避して保守の再建を作り出した。

もし、安倍晋三が、参議院選挙後に変身するとすれば、それはこの岸内閣ー池田内閣の逆の軌跡を作ることになるのだが。

歴史というのは、実に皮肉なものだと思わざるをえない。

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