昨日の阪神・巨人戦は、3連戦の最終戦を何とか勝ったが、これは大きなことだと思う。
一昨日も、月曜日も守備の拙さから負けてしまった。
特にライトの今成の守備はひどい、もともと捕手なのだが仕方がないのだが。
また、一昨日、センターの俊介が高橋由伸のライナーを取り損なったのも下手の一語に尽きるが、大和だったら取れただろう。
そのように守備は非情に重要なのであるが、本来はライトは福富であり、負傷中の彼が復帰してくれば外野の守備は格段に良くなる。
今年の阪神で一番良くなったのは、西岡の加入である。
怪我とは言え、彼がメジャーで活躍できなかったのは少々不思議だが、彼が阪神に入って非情に良かった。
彼は、広岡達朗に言わせれば、「お調子者」であり、昔巨人にもいた投手前田幸長、同じく巨人のエース上原のように煽てれば木に登タイプの選手である。
阪神には、藤田平や鳥谷に代表されるように、優秀だが、大人しくて真面目な選手が多い。
やはり、いざという時には、選手の精神力は、勝負の結果を左右するものである。
その意味で、西岡のようなお調子者は、本質的にKYであり、チームが逆境の時でも、平気で明るくプレーできる。
かつて阪神には新庄というやはりお調子者の選手がいて、何度もチームの空気を変え、上昇気流に乗せたことがある。
福留が復帰して来る後半戦には、西岡の元気と共に一層のチーム力のアップを期待したい。
と同時に、3位以下のチームが、巨人に何とかして3連戦で一つ位は勝戦いをすることである。
中日がやっと3連勝したが、他のチームは巨人に信じられないくらい勝てない。せめて1勝位はして欲しいものである。