1987年のカルガリー冬季オリンピックのとき、ジャマイカからボブスレーのチームが出たという意外な「珍事件」を描いた作品。
前から気になっていたが、冬季五輪が近づいた性かで、放映されたもの。
驚いたのは製作がディズニーであること。
ディズニーは本来的に白人主義で、東京ディズニーランドでも非白人の主人公の登場人物は存在しない。
そのディズニーが黒人であるジャマイカがボブスレーに出るという話を素材の映画を作っているからである。
映画の筋は、実際とは少し違うようだが、大変面白く、よくできている。
作品として見れば、ハリウッド映画によくある、「出来の悪い連中が、なんとか頑張って目標をやり遂げる」というものである。
その典型が、東ドイツの偉そうな選手に馬鹿にされるが、最後は彼からも賞賛され握手するというものである。
音楽は、レゲエだけでなく、スチールドラムも使われていて、かなりいい加減であるが、その辺はいいだろう。
この時期は、まだ東ドイツがあり、フィギュアスケートの女子では、カタリーナ・ビットが優勝している。
この時、日本女子は伊藤みどりで、4位だった。
ボブスレーは、単純だが、非常に技術的で面白い競技のようだ。
ソチ五輪では注目することにしよう。