昨日は、日本の山岳映画で、『マナスルに立つ』も上映されたが、これは見ているので『大氷河を行く』を見る。
1957年、毎日新聞の後援で、チリのパタゴニアの氷河とその上の頂上への登山をした時の記録で、製作は毎日映画社で、内田吐夢の監修、台本は古谷綱正。
音楽は団幾玖麿のフルオーケストラ曲がずっと流れていて少々うるさい気もするが、全体に非常に金をかけた映画になっている。
公開は洋画系の映配。
映配は、後に松竹洋画部と合併して松竹映配となったが、それもいつかなくなった。
当時はメジャーの洋画の配給会社だった。
まずは、チリの地理の説明からで、北部は砂漠、中部が首都サンティアゴもある温暖な地域、そして南部が氷河地帯のパタゴニアであり、この氷河地帯は、アルゼンチンもにも広がっている。
カラー映像で大氷河の映像は美しいが、登山映画なので、重い荷物を背負って次々とキャンプを張っていくだけなので、少々飽きる。
最後は、日の丸とチリ国旗をピッケルにつけ、頂上に立てて無事成功。
大変ご苦労様でした。
川崎市民ミュージアム