夏の夜の夢

ロイヤル・シェークスピア・カンパニーの『夏の夜の夢』を見た。
役者(特にボトムをやったおっさんが最高)が上手いのは脱帽もの。

それに二組の恋人たちと茶番劇を演じる職人たちは現在の衣装で、かなり前衛的な演出だが、パック以下の妖精たちは昔の衣装で、きわめて幻想的な演出で、この二つの変化、混合の仕方が上手い。ホリゾントいっぱいの星が美しかった。
久しぶりに劇に酔った。
なにしろ役者が上手い。これは、絶対に日本の俳優が適わない点である。

日本で対等に戦えるのは、松本幸四郎、大竹しのぶ、真田広之くらいだろう。
勿論、彼ら日本の第一線の役者は、野球の松井やイチローのように世界でも十分に通用する。要はレベルは世界共通だということである。

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