横浜市会棟は、北側に傾いている

  下の写真ではよくわからないかもしれないが、関内の横浜市会棟は、北側、これでは左側が低くなっていて、全体に北側に傾いている。

              

 それは、1972年に地下鉄の工事が行われたためである。

 クスノキ広場下で大きくカーブして関内駅に地下鉄は入る。その工事のために、広場の地下を掘り起こしてしまい、水を抜いてしまった。そこで、この周辺は大きく地盤沈下してしまったのである。だから、対岸の関内第一ビルや、蕎麦屋の利休庵などは、周辺道路が沈下していて、大きな段差ができている。

 それは横浜市役所も同じだったのだが、市役所の本棟は、高層ビルなので、ビルの基礎はちゃんと地盤までに杭を打っていた。だが、市会棟部分は、4階しかなく重量は大したことないというので、地盤まで杭を打たず、支持杭になっていた。

そこで、北側が地盤沈下したので、北側に傾いてしまったのである。

それに気づいたのは、私は庶務課にいて、ある時リーフレットを作ることになった。予算がないので、自分のカメラで議場の写真を撮ったのだが、いくらやっても上下左右がきちんととれない。

「変だなあ」と思ってある事情を知っている人に聞いたら、北側が傾いているからだとのことだった。

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