先週、大岡地区センターでの『横浜の3人の女性』の素材を作るために、DVD等の接続をいろいろと変更し元に戻してCSを録画するときちんとできなかったので、テスト用に録画した映画。
珍しく札幌を舞台にしたハードボイルドもので、この手の話の常で、依頼者が事件の犯人という筋は、電話の声ですぐにわかってしまう。
さらに、探偵の大泉洋と助手松田龍平がカッコを付けるのはしらけるばかりだが、どうしようもない親父の有薗芳樹と阿治波梧美夫婦が出てくるあたりから芝居らしくなる。やはり、芸の力はバカにできないものだ。阿治波の映画出演は珍しいが、この人は北海道の出身とのこと。
石橋蓮司のワルノリ演技には笑ってしまうが、彼や高島政伸、田口トモロヲらを抜いてこの映画は成立しないだろう。
だが、元小雪の夫で、正義感の男だったのが西田敏行というにはがっかりした。もう少しまともな役者がいなかったものだろうか。
まあ、この辺が今の日本のサスペンス映画の水準なのだと諦めることにしよう。
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