本当の不在者投票とは

参議院選挙に続き、東京では都知事選も行われている。

すでに期日前投票をした方も多いだろうが、これは以前は不在者投票と呼ばれていた。

だが、本当はこれは例外的なもので、本当の不在者投票は別にあった。

ある区の総務課にいたとき、中年の人がきて、「不在者投票をしたいので、住所の秋田県の市に連絡してほしい」とのこと。

係長に聞くと、不在者投票の要請で、本当の住所の市に投票用紙を送るように電話する。

つまり本当の不在者投票というのは、地方から出稼ぎなどで都市に出てきていて、本来の選挙区で投票できない人に、投票用紙を取り寄せてあげて投票するものだったのである。

「こんな制度があるの?」と聞くと、「これが本来のものです。まあ創価学会しか知らないでしょうけれどね・・・」

そして、現在の期日前投票になるわけだが、私も不在者投票の管理者をやった経験から見ても、期日前投票の半分くらいは、公明党への票だと思う。

昔、テレビ等で選挙の投票風景として、高齢者等を戸板に載せて運ぶ等が報道されたものだが、やりすぎとのことで、今は見ない。

だが、期日前投票ならば、毎日支持者に働きかけ、投票所に行くこともできる。

だから、選挙の報道で、期日前投票が増えたとされたときは、公明党が力を入れているということになると私は思う。

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コメント

  1. より:

    判断力
    公明党の戦略には、毀誉褒貶があると思いますが、これだけの組織票を取り纏める事は、決して「楽」な事ではないでしょう。判断を上層部が誤らないとも限らないし、絶対的認頼を寄せる票田が保たれるには、政治家達が、代議の立場として、相当な覚悟と、正確な判断力を要されると思います。

    連立与党として、失政が無い証拠として、政権のリーダーたちの立場は安定していると思います。友情といった、センチメンタルは要りませんし、今の連立が直面した厳しさは、保守ではなく、改革なのでしょう。

    有権者として、結局変わらないとか、投票が意思表示にならない、とか、若い人が考える理由はよく分かりません。

  2. さすらい日乗 より:

    失政がないとは・・・
    失政がないとは、驚きです。
    アベノミクスなど、完全に破たんしているではありませんか。

    改革って、何を改革したのでしょうか。
    大阪維新の会的に言っても、どこも改革していないのではありませんか。

    公明党は、かつての社会党が自民と連合してだめになった時、「踏まれてもいつまでも付いてくる下駄の雪」と言われたのに近くなってきました。

    公明党は改憲ではなく、加憲(環境権などの)だそうで、9条改正には反対だとしていますが、これは本音だと思います。

    なぜ、連立しているか、地方自治体にいたのでよくわかりますが、与党にいた方がいろいろとうま味があるからです。基本的には、それだけだと思います。

  3. より:

    管理人さん
    アベノミクスは、円安による原材料費、エネルギーコストの増大をもたらしましたが、その原因は、円安であり、アベノミクスの成功は、その実益を貪欲に追い掛けた成果でしょうね。だから、アベノミクスの評価は難しいと思います。

    失政が無いとは、言い過ぎでしたかね。外交では、大きな成果があったと思いますし、韓国、ロシアなどは、改善の予兆が見えれば、至上だと思います。改憲を目指す動きと一致したものも、成果の中にはあると思いますが、今の外交は、一元化に死守して行く事にありますね。NSCなどは、外交管理の最たる装置でしょう。

    公明党が外交に存在感を出して欲しいですが、これほど、安倍自民党にとっての、良狗は無いと思います。